三角筋拘縮症について

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人の腕は360度回すことができますが、それを可能にしているのは、肩の関節回りの複雑な仕組みのおかげです。その中で、肩関節を包むように覆っているのが三角筋です。上半身の中で特に大きい筋肉です。

現在でも注射部位として使われますが、実は、社会問題になったことで、三角筋は筋拘縮を起こしやすい構造上の理由があったことが分かりました。

【三角筋拘縮症の評価基準】

三角筋拘縮症の集団検診での評価基準です。

0.「正常」手で反対側の肩をつかめる。つかみながら腕も胸につく。その際、背中に翼状肩甲骨の症状はでない。 

1.「軽度」手で反対側の肩をつかんだ状態で腕が身体につく。…が背中に翼状肩甲骨の症状がでる。“きをつけ”はできる。

2.「中程度」手で反対側の肩をつかめるけれど腕は胸につかない。背中に翼状肩甲骨の症状あり。“きをつけ”はできるが脇に隙間ができる。

3.「重度」手で反対側の、肩をつかめないが指先は届く。腕が胸につかない。“きをつけ”すると腕が体側につかない。背中に翼状肩甲骨の症状がでる。

4.「重重度」反対側の肩に指先すら届かない。腕は胸につかない。“きをつけ”はできない。腕が体側につかないので荷物を持てない。背中に翼状肩甲骨の症状がでる。肩が前に出て亜脱臼のようになる。  

【三角筋拘縮症の評価基準】

三角筋拘縮症の集団検診での評価基準です。

0.「正常」手で反対側の肩をつかめる。つかみながら腕も胸につく。その際、背中に翼状肩甲骨の症状はでない。 

1.「軽度」手で反対側の肩をつかんだ状態で腕が身体につく。…が背中に翼状肩甲骨の症状がでる。“きをつけ”はできる。

2.「中程度」手で反対側の肩をつかめるけれど腕は胸につかない。背中に翼状肩甲骨の症状あり。“きをつけ”はできるが脇に隙間ができる。

3.「重度」手で反対側の、肩をつかめないが指先は届く。腕が胸につかない。“きをつけ”すると腕が体側につかない。背中に翼状肩甲骨の症状がでる。

4.「重重度」反対側の肩に指先すら届かない。腕は胸につかない。“きをつけ”はできない。腕が体側につかないので荷物を持てない。背中に翼状肩甲骨の症状がでる。肩が前に出て亜脱臼のようになる。  

【上腕三頭筋拘縮症について】

また、多くはありませんが上腕筋拘縮症の報告もあります。肩から肘にかけて前側には上腕二頭筋、後ろ側には上腕三頭筋があり、肘の曲げ伸ばしに作用する筋肉です。三角筋拘縮症の検診表には、まれに上腕三頭筋拘縮症を合併している場合があるので、念のため肘の屈曲障害の有無を確認するのが望ましいとの記述がありました。